41号~50号
「江古田文学」第41号
特集・紙へのフェティシズム 空間へのアプローチ
価格 1,078円(税込み)
発売日 1999年10月15日
ページ数 192ページ
ISBN 978-4-7952-6188-4
特集 紙へのフェティシズム・空間へのアプローチ
季刊ブックレヴュー・特別篇
村上龍『憂鬱な希望としてのインターネット』荒木経惟『男と女の間には写真機がある』
「技術ではなく、性能が先行するのが、メディア」 評者・青木敬士
情報の器 谷村順一
EKOBUN BBS
へのへのもぺーじ MK
テキストを育む指先 榛名和希
本屋スペシャル 寶 洋平/木村友祐/青木敬士/若林紀久子/大塚真裕子
「情報」が忘れ去るもの 上田薫
連載(第六回)
『カラマーゾフの兄弟』を読む 清水正
連載(第四回)
余白論――埴谷雄高と「虚体」 中村文昭
ポエトリー空間
蒼観・助長・瞬景 竹島聡子
孵る 鯉淵史子
泥城をふり返ってはならない、娘よ 宍倉智子
猪の母に 羅無蛇ライア
果汁 吉澤正喜
シーシュポスの川辺 内藤丈志
パンドラの箱
私の「独舞」考 このみちのさき――金子みすゞと女性たち 評者・七星林檎
『政談』――落語と江戸風俗その十二―― 柳澤睦郎
〝ざくろ〟(柘榴) 園田芳生
今年の夏 佐藤洋二郎
連句
オンザ六句『山羊の歌』 浅沼璞 捌
脇起風絮『Fool ye care』 原口一草 捌
『銀河鉄道の夜』と『イワン・イリッチの死』 山下聖美
ロシア文学者・小沼文彦氏との三十年 清水正
言葉の道草 谷村順一+円女
編集後記
「江古田文学」第42号
特集・川端康成生誕百年
価格 1,320円(税込み)
発売日 1999年11月30日
ページ数 277ページ
ISBN 978-4-7952-6189-1
特集 川端康成生誕百
北京、林林先生との一時間 長谷川泉
百歳の川端、その老人力 原善
『新・雪国』、その他 羽鳥徹哉
「雪国」の駒子の威力 杉井和子
〈小さな物語〉の意味―「雪国」粗描― 馬場重行
「雪国」における俗謡―「蝶々とんぼや」― 田村嘉勝
〈一人称のモナドロジー〉『山の音』を読んで 上田薫
菊子の戦略―「山の音」研究ノート覚書― 田村充正
「千羽鶴」の劇化・映画化をめぐって 深澤晴美
内に向かう視線―川端の知覚をめぐって― 福田淳子
康成と牧水 山田吉郎
鎌倉文庫 久米と川端 高橋慶子
川端康成と茨木―生誕百年を迎えて― 藤村武子
川端康成と熱海―島尾別荘について― 野末明
「骨拾い」と祖母の接点 町田雅絵
踊る川端康成 高根沢紀子
眠れる美少年 三木雅代
学生と川端
片腕 表理恵
やさしい手 石原慶三
金糸雀 深谷香織
「心中」のヴァリエーション 安部紘子
「夏の靴」のヴァリエーション 滝沢麻耶
琴が杉 黒田雅美
清浄な踊り子たち 青山奈津子
川端康成にとって「雪国」は第二の「伊豆の踊子」であるのか 高森久美子
「雪国」について 宇野沢英朋
川端康成作品に於ける女性キャラクターとその分析(性格、恋愛観などについて) 酒井香奈絵
川端文学と吉本文学の類似性 杉渕水津
船橋の川端康成 中村慎吾
美しき徒労 荒山崇
藤村の足跡を辿る山登り 新木輝彦
川端康成にふれて 桜井英人
原ゼミ登山日記 木暮大輔
連載(第五回)余白論―埴谷雄高と「虚体」 中村文昭
連載(第七回)『カラマーゾフの兄弟』を読む 清水正
連載(第一回)『風の又三郎』論 山下聖美
幻の雑誌「露西亞文學研究」と米川正夫訳『青年』をめぐって
―文献収集家としての小沼文彦氏の或る一面― 清水正
「講」と大山詣り
―落語と江戸風俗その十三― 柳澤睦郎
季刊ブックレヴュー・この本を、映画「マトリックス」と同時摂取せよ 青木敬士
「ポエトリー空間」
・溶けそうな鉄塔、デジタル夕暮れ 小石敏也
・ちいさな美術館 ハセガワナオコ
・編む(四行詩・三篇) はやしはなこ
・微風とちり 他三篇 鯉淵史子
・海の村 ・夏には 張笑蓮
・劫火 吉澤正喜
・川辺のうろつき ・変身譚(夢の錯乱) 内藤丈志
■Report from Israel
パンドラの箱 雑司ヶ谷ものがたり あまんじゃくうり子ひめ
音楽畑 サニー成瀬
火と水の物語―アンドレイ・タルコフスキー論4―
連句
オン座六句『カラマーゾフ万歳』 浅沼璞捌
追悼オン座六句『雲上世界』 浅沼璞捌
脇起歌仙『海の果』 大場砧捌
無視された一句―引用家・寺山修司へのいじめ― 浅沼璞
ことばの道草 円女
金子みすゞアンケート
編集後記
「江古田文学」第43号
特集・金子みすゞと女性たち
価格 1,320円(税込み)
発売日 2000年3月31日
ページ数 480ページ
ISBN 978-4-7952-6190-7
千年紀特集 金子みすゞと女性たち
金子みすゞの仙崎――生まれ、育った地
金子みすゞの下関――童謡創作と終焉の地
金子みすゞ略年譜
みすゞ仙崎地図 …みすゞ下関地図 クリハラ冉篇
下関で花ひらき散った女(ひと) 木原豊美
女性たちによるみすゞ論
金子みすゞの果たした役割り 島田陽子
寂寥の匕首 堤玲子
女性表現者金子みすゞの限界と挫折――樋口一葉と比較して―― 重松恵子
再び来る春に 関根舞
みすゞの生き方に寄せて……「こどものみすゞ」と「みすゞのこども」 小野寺佳子
少女と母たち――圧倒的なさみしさに至るまで 曺美樹
金子みすゞの詩に出逢って 桑波田聖子
もの思う根 鯉淵史子
あまきゆめ――ラムダとみすゞの空無化 宍倉智子
さうしてさうして神さまは…… ――金子みすゞのつぶやき 福岡直子
このみちのさき 連載…其ノⅠ クリハラ冉
金子みすゞアンケート
アンケート集計結果
女性全回答者 尾形睦子 あまんきみこ 高井富子 小高和子 壬生幸子 中村悦子 杉本陽子 岡部秀子 菅ヨシエ 中尾教子 谷口礼子 京野シゲ子 末吉暁子 割鞘憂羅 藤本真理子 柏茂子 澤井潤子 作田光代 植草博子 中島宏子 浅野多恵 詫間タカヱ 牧野節子 三宅幸恵 西田芳子 堀侃子 片倉和子 森本謙子 佐藤久美子 浅野恵子 河本美智子 寺倉敬子 佐藤明美 矢崎ありさ 畔柳佳子 青木ミドリ 風見洋子 神谷加津恵 長崎明美 松立真喜子 有福瑞枝 浮田民恵 内田章子 景山雅代 佐藤美登里 藤本恵 はやしはなこ 張笑蓮 小見山留美 豊島佳奈 緑川明子 小倉三喜子 石橋直子 橋田美穂 向石香織 三露薫 上藤小夜 平井由紀子 佐藤敦子 金子綾 田村光代 末吉由佳 市川稔奈子 田淵観香 武田知余子 森田成美 吉益美奈子 松本めぐみ 古谷紫 村上志保美 坂東夏紀 上野山景子 浦竹依子 村上祐子 上條陽子 吉田節子 石松利子 木原豊美 島田陽子 堤玲子 重松恵子 関根舞 小野寺佳子 曺美樹 桑波田聖子 鯉淵史子 宍倉智子 福岡直子 クリハラ冉
男性全回答者 浜野卓也 窪田荀 井上逸治郎 本田昭二 植本茂 河野幹雄 山本良苗 松尾清幹 松崎達司 永谷敏正 山本悟 大窪静美 佐藤文生 中村雅記 三宅豊毅 黒沢茂 星出文生 永江敦 高遠信次 浅野晃臣 河本英一 山村英治 槇田健 川嶋隆志 赤見宙三 米田武彦 吉松高敏 大畑信雄 久保田真弘 中村良彦 渋谷三 上田薫 内藤丈志 河村尚則 小潟亘 望月倫彦
男性たちによるみすゞ論
新しい網ですくってみたら――金子みすゞの詩法 上田薫
覚醒する歌――金子みすゞ小論―― 内藤丈志
金子みすゞ――浮遊する魂の詩―― 河村尚則
金子みすゞが持った視点 小潟亘
みすゞと、童女と、それから私、 望月倫彦
みすゞの唄
楽譜「日の光」 田村洋作曲
中村文昭の文学空間 続・金子みすゞ座談会
童女○みすゞと女性たちの王国 中村文昭
内藤丈志 河村尚則 クリハラ冉 張笑蓮 鯉淵史子 宍倉智子
金子みすゞ座談会資料編 クリハラ冉
音楽畑 …昭和の女性歌手○渡辺はま子
A LADY AND HER MUSIC! ~忘られぬ胡弓の音 サニー成瀬
パンドラの箱 …ひとりの女性ダンサー
踊りとわたし わりさや憂羅
ポエトリー空間A 中村文昭選
脱出 河村尚則
このまま、このまま★月とオムレツ★才能証明と自画像照明灯 小石敏也
新月(詩七篇) 鯉淵史子
三月★雪をみて はやしはなこ
冬 張笑蓮
舌★トーテム 吉澤正喜
風のイメージ★どこへ?★バザールへ! 内藤丈志
ポエトリー空間B 韓国の女性詩人○金子みすゞとともに
慮天命 詩抄 張笑蓮 訳
詩集『珊瑚林』より 自画像 帰る道 見知らぬ街 孤独 少女 鹿
詩集『窓邊』より 窓邊 薔薇 青い五月 望郷 道
詩集「星を見ながら」より 星を見ながら 美しい話をしよう 雪が訪れる日 面会
遺稿詩集『鹿の歌』より 私にレモンを 私の胸に薔薇を
評論○連載
『カラマーゾフの兄弟』を読む …連載第八回 清水正
余白論――埴谷雄高と「虚体」 …連載第六回 中村文昭
町内の寄合所と人間関係を考える 落語と江戸風俗…その十四 柳澤睦郎
バルト神学の旅人 富岡幸一郎著『使徒的人間』を読んで 清水正
『風の又三郎』論 …連載第二回 山下聖美
連句
オン座六句『わが龍女』 万波鮎捌
時雨忌/脇起半歌仙『ごを焼て』 大場砧捌
追悼オン座六句『一人の反亂』 浅沼璞捌
季刊ブックレヴュー
新潟少女監禁事件後に読む『コレクター』 青木敬士
小説
雪解けの音Ⅰ 死に方の実習10 村上玄一
江古田文学総目録(復刊第一号より第四二号まで)
編集後記
「江古田文学」第44号
特集・102年目の吉田一穂
価格 1,320円(税込み)
発売日 2000年7月20日
ページ数 349ページ
ISBN 978-4-7952-6191-4
特集 102年目の吉田一穂
講演
講演:吉田一穂について 加藤郁乎
論考
吉田一穂について 吉本隆明
〝北〟を指す詩人 ―吉田一穂考 八木忠栄
吉田一穂詩学の幾何学的世界観とその思想 ―詩歌における日本語意識形態の変革― 添田邦裕
吉田一穂と大鹿卓 短歌・傷受けて成る真珠、あるいは二つの詩集の運命について 吉田美和子
非現実の実行者 ―吉田一穂 永井浩
垂直の声と表現と 田村圭司
白紙に立つ・吉田一穂 ―「故園の書」一園― 米倉巌
吉田一穂のエッセンス 船木満洲夫
酷薄なゼノン 神山睦美
吉田一穂の世界 倉橋健一
色 ―吉田一穂小論― 坂本曜次郎
吉田一穂の認識論 上田薫
〝非存〟という詩 ―吉田一穂小論― 内藤丈志
「海の思想」に浴して 大森政秀
「白鳥古丹」への距離 菅野昭正
「白鳥」論 吉田一穂とカール・マルクス 中村文昭
Yoshida issue
資料
吉田一穂年譜
吉田一穂資料一覧
吉田一穂特集附記
吉田八岑氏訪問記
〈資料〉主な近代詩人年表
音楽畑
A MAN AND HIS MUSIC ~幸せは雲の上に~ 坂本九 サニー成瀬
パンドラの箱
大駱駝艦『幽契』舞台評 中村文昭、クボタ英樹、小林藍子、樽本樹廣
評論○連載
秘密を抱え込んだ〈生温き〉生の深淵 ―佐藤洋二郎の『イギリス山』(集英社 二〇〇〇年四月)刊行に寄せて 清水正
藤村操と折芦魚住影雄 平沼昭三
江戸の水運―落語と江戸風俗その十五― 柳澤睦郎
『風の又三郎』論(連載第三回) 山下聖美
このみちのさき(連載第二回) クリハラ冉
連句
恋の十六夜『月音』 万波鮎捌
浅沼璞第二評論集『中層連句宣言』出版記念 オン座六句『うれしき頁』 万波鮎捌
詩
ポエトリー空間
「夏の写真」「清水」 鯉渕史子
「水鳥」「祖母」 林花子
「七つ、咲いた」(その一) 小石敏也
「わたしは長い年月を…」「ふうふうふゆり」 中川裕貴
「正直に言おう…」 宍倉智子
「形而上の天気」 内藤丈志
小説
雪解けの音Ⅱ 死に方の実習11 村上玄一
季刊ブックレビュー 青木敬士
再録作品
論考
「基督謊誕」について(「吉田一穂論」抄録) 真壁仁
純粋への愛 三好豊一郎
化石の響―井尻正二君の公案― 今井冨士雄
随想 吉田一穂(抄録) 井尻正二
書評
〈資料・当時の書評〉桃花村評 浜野卓也
座談会
詩に文句を言ふ話(「詩神」第四回座談会《抄録》) 萩原恭次郎 岡本潤 都筑益世 福田正夫 尾形亀之助 宮崎孝政 吉田一穂
対談
現代と古典主義 難波律郎×吉田一穂
父・一穂を語る 窪田般彌×吉田八岑
「江古田文学」第45号
特集・宮沢賢治 20世紀最後の宮沢賢治
価格 1,078円(税込み)
発売日 2000年10月31日
ページ数 289ページ
ISBN 978-4-7952-6192-1
特集・宮沢賢治 ――二十世紀最後の宮沢賢治――
吉本ばななと宮沢賢治 ――夢見る力をめぐって―― 平沢信一
『明滅』の周辺 ――辻潤・尾形亀之助と宮沢賢治―― 吉田美和子
何が修羅なのか 倉橋健一
賢治文学のルーツ 須田浅一郎
賢治と「オリザ」 佐藤成
宮沢賢治とシャーマニズム 田口昭典
『春と修羅』より・〈心象スケッチ〉と作品「春と修羅」の考察
ケンジ童話の授業
『どんぐりと山猫』を読み解く 清水正
『どんぐりと山猫』の授業 清水正
ケンジ童話の授業(清水 正担当)を受けて
『宮沢賢治・童話のエロス』を読んで・授業で最も興味深かったこと 吉尾夏実
『宮沢賢治・童話のエロス』を読んで・授業で最も興味深かったこと 羽田幸生
賢治童話に見られるオイディプス的野望 遠藤美貴子
〈めつきのどんぐり〉〈メッキのどんぐり〉〈芽つきのどんぐり〉をめぐって 吉田恵
「どんぐりと山猫」の授業を受けて 工藤秀樹
「どんぐりと山猫」の授業を受けて 佐藤良平
「どんぐりと山猫」を読んで 三井陽子
おかしな手紙について 小雀智美
「どんぐりと山猫」について 下城真弓
「どんぐりと山猫」~おかしな葉書レポート~ 石川麗
作品は生き物 新宮多恵子
「おかしなははがき」に関するおかしなレポート 金子千恵
おかしなはがきがおかしな理由 小林洋実
「どんぐりと山猫」の授業を受けて 新庄潤子
「おかしなはがき」について 原島雅美
授業を受けての感想 馬場充志
魅力的深読み 稲畑郁美
「どんぐりと山猫」についての考察 本君田綾子
「どんぐりと山猫」においてなぜ〈う〉が抜けているのか
検証・宮沢賢治文献 山下聖美
ポエトリー空間
「風景」「雪影」 鯉淵史子
「お盆の水」 林花子
「雪の靴」 宍倉智子
「七つ、咲いた」(その二) 小石敏也
「少女」「忘れてはいけない」 中川裕貴
「暴力」 内藤丈志
評論
文化の廻郎(連載第一回) 山本雅男
余白論――埴谷雄高と「虚体」(連載第七回) 中村文昭
このみちのさき クリハラ冉(連載第二回)
金子光晴『水の流浪』試論 米倉巌
―落語と江戸風俗 その十六― 夢と落語 柳澤睦郎
『カラマーゾフの兄弟』を読む(連載第九回) 清水正
『風の又三郎』論(連載第四回) 山下聖美
連句
歌仙「翌なき春」 大場砧捌
オン座六句「ブラックバス」 浅沼璞捌
音楽畑
The WaterBoys ―― Mike Scott 鹿森八鬼
季刊ブックレヴュー 青木敬士
パンドラの箱 書評 内藤丈志
小説
海と猫のいる風景 堤玲子
いつか晴れた日に 死に方の実習12 村上玄一
「江古田文学」第46号
特集・辻まこと 没後四半世紀
価格 1,078円(税込み)
発売日 2001年2月28日
ページ数 342ページ
ISBN 978-4-7952-6193-8
特集 辻まこと ―没後四半世紀―
辻まことの肖像 原善
穴居人の見た丹沢 ―辻まこと『山からの言葉』より― 山田吉郎
「辻まこと」の異人「辻まこと」という異人 勝峰富雄
縁(えにし) 天空昇兵衛
昭和三年・パリのめぐりあい 遠藤甲太
『キリキリのパイプ』 ―辻まことの挿絵 高根沢紀子
辻まこと作品における対句表現 川岸克己
辻まこと『虫類図譜』の感情論 上田薫
〈学生の見た「すぎゆくアダモ」〉
マテリアルとしてのツジマコト 赤澤正和
アダモのいきつく先には 磯崎絵里
「すぎゆくアダモ」を読む 大澤美己
アダモが川を上がった理由 小潟亘
『すぎゆくアダモ』を読んで 河村尚則
「すぎゆくアダモ」について 小林修子
アダモの見た最色 佐藤慎
「すぎゆくアダモ」をどう読むか 白岩佳絵
『すぎゆくアダモ』雑考 三谷昌弘
すぎゆくアダモを読み終わって 米丸智子
旅立ち 土田奈緒
資料
辻まこと略年譜 清宮崇之
辻まこと参考資料目録 高根沢紀子
辻まこと全集地名索引 荒山崇 木暮大輔
評論
『カラマーゾフの兄弟』を読む (連載第十回) 清水正
『風の又三郎』論 (連載第五回) 山下聖美
検証・宮沢賢治文献 (連載第二回) 山下聖美
文化の廻廊 ―文化と人と国家― (連載第二回) 山本雅男
―落語と江戸風俗 その十七― 江戸時代の調度 柳澤睦郎
このみちのさき (連載第四回) クリハラ冉
余白論 ―埴谷雄高と「虚体」 (連載第八回) 中村文昭
パンドラの箱
書評 坂井のぶこ詩集「生きることにつらなる」小論 林花子
ポエトリー空間A
校庭、放課後 鯉淵史子
「商店街」他三篇 林花子
公的隠遁妄想病棟 宍倉智子
なつとかげ 中川裕貴
夜の風景① 河村尚則
白 小石敏也
台風 吉澤正喜
秋の訪問 内藤丈志
ポエトリー空間B アミール・オル小特集
・あるひとは言う・あなたに夢中・City 2・Letting go・Job Blues・不死・弓の射手・溺れながら、彼は呼吸する。・生きている水を・猫・碑銘 アミール・オル
薔薇 少年がピアノを…… タカハシアキコ
アミールのこと(再録) 中村文昭
詩
裸々 井上菜津子
連句
半歌仙『萩の山』 大場砧捌
時雨忌 脇起半歌仙『旅人』 万波鮎捌
小説
群青の空 立花隆之
黄昏 金巻友江
魚を抱いて眠りたい 大川珠愛
おうちにかえろう(前編) クニカワイクコ
季刊ブックレヴュー 『希望の国のエクソダス』 青木敬士
「江古田文学」第47号
特集・疾走感 風の感覚器としての自転車が育むテキスト
価格 1,078円(税込み)
発売日 2001年7月25日
ページ数 322ページ
ISBN 978-4-7952-6194-5
特集 疾走感 風の感覚器としての自転車が育むテキスト
評論
最初から二番目の快楽―自転車の疾走感― 〈付記〉自転車の発明と発達・年表 青木敬士
自転車に乗って……―岩井俊二『四月物語』― 谷村順一
コラム
ママチャリ疾走 中澤トモサク
Repeat 榛名和希
恋ヒ、駆クル 遊子
レヴュー
Lenny Cravitz “ARE YOU GONNA GO MY WAY” 金倉英明
香山リカ 自転車旅行主義 橋詰優子
東本昌平 キリン 青木敬士
川又千秋 火星人先史 青木敬士
激戦トマランナー 榛名和希
短歌
荒野の歌 福島泰樹
春雷 遊子
評論
今村昌平の映画・『人間蒸発』を読む 清水正
『カラマーゾフの兄弟』を読む(連載第十一回) 清水正
『風の又三郎』論(連載第六回) 山下聖美
検証・宮沢賢治文献(連載第三回) 山下聖美
文化の廻廊―文化の偶有性―(連載第三回) 山本雅男
このみちのさき(連載第五回) クリハラ冉
余白論 ―埴谷雄高と「虚体」(連載第九回)
連句
脇起オン座六句『下々の下国』 浅沼璞捌
半歌仙『新しき人』 大場砧捌
風架『未だ見えぬ山』 原口一草捌
パンドラの箱
河村尚則
ポエトリー空間
夕方の花車 他三篇 林花子
オノマトペ 國井麻理亜
夏の坂 鯉淵史子
失われた気分 他一篇 内藤丈志
エッセイ
諦めない修行 佐藤洋二郎
小説
おうちにかえろう(後編) クニカワイクコ
自走するトーキトン 青木敬士
「江古田文学」第48号
特集・夏目漱石 新しい漱石像を目指して
価格 1,078円(税込み)
発売日 2001年10月20日
ページ数 290ページ
ISBN 978-4-7952-6195-2
特集 夏目漱石 新しい漱石像を目指して
巻頭インタビュー
平岡敏夫氏に聞く ――『坊つちやん』の深淵
聞き手・山下聖美
論考
漱石の宿 中沢けい
漱石の墓 佐藤洋二郎
夏目漱石のお葬式 此経啓助
平成に読む『坊っちゃん』 村上玄一
甘えた曖味な関係 小島良隆
『自転車日記』 ――アンチスピードな「乗り物バトル」ストーリー 青木敬士
『坊っちゃん』と「いもがしらの僧正」 上田兼
『坊っちやん』と『おバカさん』キリストの描かれ方 山下聖美
『坊つちやん』と『悪童物語』 石井和夫
倫敦を歩く漱石 山本雅男
漱石のディクソン邸、鳴外のビューロー邸 尾高修也
漱石の英語力と「自己本位」と「神経衰弱」 唐須教光
『草枕』論 ―「憐れ」と「非人情」をめぐってドストエフスキーとの比較の視点から― 木下豊房
『こころ』 ―登場人物「妻」の考察と「お嬢さん」について― 関口収
金之助のLove論―あるいは漱石の反恋愛論序説 伊藤氏貴
漱石 山歩き―『文学論』を片手に 木村直人
<もの〉と魂(もの)のあいだ ―『行人』に触れて 小関和弘
画中の二人 ―『草枕』覚え書き― 勝原晴希
観察者の空虚―『彼岸過迄』― 坪井秀人
夏目漱石と萩原朔太郎に関する雑記 米倉巌
評論
検証・宮沢賢治文献(連載第四回) 山下聖美
今村昌平の映画『赤い橋の下のぬるい水』を読む ―今村昌平、究極の夢(母胎回帰) 清水正
『カラマーゾフの兄弟』を読む(連載第十二回) 清水正
このみちのさき(連載第六回) クリハラ冉
余白論―埴谷雄高と「虚体」(連載第十回) 中村文昭
ハウスとしての赤坂真理 ―サンプリング・カットアップ・リミックス 浅沼璞
連句
十六夜『雨が沁む』 万波鮎捌
胡蝶『三位一体(トリニティー)』 眞鍋天魚捌
半歌仙『螢袋』 大場砧捌
パンドラの箱
あまんじゃくうり子ひめ
ポエトリー空間
紫陽花 他一篇 林花子
ゲイシ。 國井麻理亜
「雨林。青バナナの熟れるまで」より 鯉淵史子
かくれんぼう 河村尚則
死に水 内藤丈志
短歌
啄木絶叫〈其の一〉 福島泰樹
季刊ブックレヴュー
『ロボット21世紀』レヴュー 青木敬士
追悼記事
柳澤睦郎先生の笑顔
「江古田文学」第49号
特集・森鴎外
価格 1,078円(税込み)
発売日 2002年3月10日
ページ数 312ページ
ISBN 978-4-7952-6196-9
特集 森鴎外
森鴎外・略年譜 内藤丈志・編
『青年』の力学圏へ ―「消極的新人」と「毛利鴎村」を参照点して― 井澤恒夫
『舞姫』 ―恋愛観の相克― 伊藤氏貴
鴎外の「作品」と「私」 森本謙子
鴎外不可解ナリ ――辻に立つ人○死と自我と森林太郎 中村文昭
エリスの〈魂〉・豊太郎の〈言葉〉 ―『舞姫』批評― 山下聖美
「山椒太夫」考 鯉淵史子
『空車』小考 内藤丈志
信義と制度 ――「阿部一族」の諸問題―― 上田薫
評論
土方巽・母性とカオスの暗黒舞踏 ―中村文昭著『舞踏の水際』を読む―
検証・宮沢賢治文献(連載第五回) 山下聖美
文化の廻廊 ―比較文化の可能性と限界― 山本雅男
このみちのさき(連載第七回) クリハラ冉
余白論―埴谷雄高と「虚体」(連載第十一回) 中村文昭
清水正『今村昌平を読む』における両義性の意義 ―めくるめく往還運動へ 浅沼璞
メディアとの主体的なダイアローグに向けて 阿久澤騰
『夏至祭』を読んで 内田光代
マリリン・マンソンの実像考 山田朋子
短歌
啄木絶叫〈其之二〉 福島泰樹
連句
脇起胡蝶『釣瓶の音』 泉茫人捌
シンコペーション脇起し風架『FA宣言』 原口一草捌
パンドラの箱
あまんじゃくうり子ひめ
ポエトリー空間
夕飯 他一篇 林花子
カニバリズムが… 他一篇 井上菜津子
背中音 國井麻理亜
祭 他一篇 河村尚則
「雨林。青バナナの熟れるまで」より 鯉淵史子
小説
BIG BANG 平間可菜
追悼 林富士馬
脇起胡蝶『富士の裾野に』 空花(林富士馬)追悼
虚空の花 須藤甚一郎
豊かに俗を愛した詩人 勝呂睦男
あの白いお髭を 中村桂子
林さんの薬瓶 近藤洋太
恥ずかしい関係 村上玄一
小冊子『胡蝶』のこと 宇尾房子
季刊ブックレヴュー
「2ちゃんねる宣言」 青木敬士