学生広報部コラム「紙媒体であるということ」(2023.09.11)
ずらりと並んだ歴代江古田文学の中で、ちょっと特殊な装丁が目に付いた。
江古田文学第41号である。
銀色の表紙はひどく反射して、写真を撮る際映り込みにとても気を使った。ともすれば私のiPhoneケースが深緑色であることが不特定多数に流出するところである。
ところで書店や図書館などで、あなたはなぜ紙の本を手に取るのだろう。
スマホひとつで世界中の本を読むことができるこの時代に生きているからこそ、考えがいのある内容ではないか。
多様な視点から、本の“在り方”を考える時間なんて言うものも、たまには良いものかもしれない。
ちなみに私のイチオシは青木敬士先生の「H本までの130マイル」。(文・岡美沙)