71号~80号

「江古田文学」第71号

特集・尾崎翠と林芙美子今甦る、女性作家たち

価格 1,078円(税込み)

発売日 2009年7月31日

ページ数 356ページ

ISBN 978-4-434-13471-5

特集 尾崎翠と林芙美子 今甦る、女性作家たち

国民栄誉賞お祝い記念インタビュー

林英美子原作『放浪記』二〇〇〇回公演を突破し いまなお進化しつづける森光子さんに聞く 藤野智士

尾崎翠と林芙美子 今甦る、二人のキャラクターと感性 山下聖美 絵・中村仁美/寺脇文香

群ようこVS日芸女子 モノを書く女たちをめぐる120分本音トーク

尾崎翠と林芙美子をめぐる特別対談

①稲垣眞美×岡崎正隆 『尾崎翠全集』ができるまで

②太田治子×大和田守 芙美子への思い

③新井信×校條剛 女性作家って凄いです

尾崎翠の世界

ウルトラ・モダーンの世界 ーー 尾崎翠の方法的な読みの試み ーー 土井淑平

尾崎翠における身体と民俗 北川扶生子

尾崎翠と「モダニズム」 ーー 一九二七年〜一九三三年 ーー 佐々木孝文

尾崎翠と吉行理恵 クリハラ再

尾崎翠 三十三分のままの謎 林花子

尾崎翠さんのおかげ 鎌田美岐

町子の赤いちぢれ毛 猫蔵

尾崎翠探究 ーー 蘇とこやしと第七官界 ーー 五十嵐綾野

尾崎翠の作品とモダン ーー「女人芸術」をめぐって ーー 川崎悠嗣

尾崎翠による近代日本音楽界への警鐘 ーー『第七官界彷徨』に秘められた音楽観 ーー 小澤由佳

映画評論家あるいは観客としての尾崎翠 牛田あや美

対訳 尾崎翠『こおろぎ嬢』 ハングル訳 李恩珠

林芙美子の世界

『風と魚の町』 ーー 章魚の足とピンタ ーー 平岡敏夫

林芙美子の書簡 荒井隆志

林芙美子はインドシナへ行ったか 校條剛

林芙美子と言えば「夜猿」がすべて 清水正

「浮雲」ーー ゆき子が騎上位を覚えていたら… 小川真実

食べる花「元祖肉食女子」であるの林芙美子の人生から 大野紗弥佳

手紙を書く ーー 林芙美子「清貧の書」と夫への便り ーー 玉井朋

架空従軍秘話・厩舎当番兵の手記 ーー 林芙美子の『北岸部隊』を読む ーー 下原敏彦

太宰治生誕一〇〇年 桜桃忌・船機ウォークラリー参加レポート

三鷹・禅林寺での桜桃忌 小鳥あす加 

太宰・船橋・ウォークラリー 砂山紗矢佳

連載

文化考現論(最終回)ーー コミュニケーションにレバレッジをかけるPRの力 ーー 阿久澤騰

連載・近代文学雑考 巴里日記 林芙美子と横光利一(2) 尾高修也

詩人の言葉と色(7) 高橋文 

歩様考抄(文化の廻廊 外編Ⅲ) 山本雅男

検証・宮沢賢治文献(26) 山下聖美

〈小説〉神様の顔(第二章) 村上玄一

歌仙『暗きより遥かより』 鬼奴多捌

豹の目 詩誌の持つ力 ーー 確かに伝わってくるもの 栗原飛宇馬

中村文昭の詩空間 自画像集・肖像画集・変奏曲集等

中右史子/田村一行/林花子/高橋文/佐々木陽介/うちのりみ/チョルモン/中村文昭

〈若き世代の「掌編小説」集 VOL.10〉「インドア」

かみさま 砂山紗矢佳

インドア、オンザテーブル 白岩五月

すずらんの涙 竹鼻珠里

ジラフフェイズ 小黒貴之

インサイドマン 照井琢磨

まいまいマイルーム 樺山博詞

ぽるか・どっと・でぃすとぴあ 亞子


「江古田文学」第72号

特集・「オレ様」の文学
第8回江古田文学賞発表

価格 1,078円(税込み)

発売日 2009年12月15日

ページ数 424ページ

ISBN 978-4-434-14033-4

特集 「オレ様」の文学

石井光太氏講演 KOTAISMのノンフィクション

一億総表現者時代 ーー インターネットの躍進と出版斜陽の時代に生まれた書き手たち 大谷享子

緊急座談会「書きたがる若者たち」と文芸学科 此軽啓介・吉本竜太郎・安原真広・関友聖

映画のなかのスポーツ ーー『キッズ・リターン』の断面とオレ様とボクシング ーー 牛田あや美

「かなわない」ことを知った 木村友祐

学生による勝手な賞『金のたまご文学賞』 藤原千晶

第2回金のたまご賞受賞作【創作部門】宙をくりぬく 小黒貴之

第2回金のたまご賞受賞作【ジャーナリズム部門】イチローとスポーツノンフィクション 吉本竜太郎

日大は孵卵器にたりえるか ーー 孵卵ラボという試み ーー 矢賀部小雪

「オレ様化」のベクトル ーー Zedと花魁 ーー 此軽啓介

シルク・ドゥ・ソレイユの「Zed」を観る ーー 糸井重里の「ほぼ日刊イトイ新聞」を読む ーー 清水正

ムシバムシ 白岩五月

「アタクシ」の文学! (ING進行形) 白岩五月インタビュー 明智先生お願いします。 水口タクロウ

「オレ様」の演劇!(ING進行形) 水ロタクロウインタビュー 文化のアトラス 室町時代前期から中期の能楽、一般大衆への社会的機能および役割 山名達郎

第八回 江古田文学賞 受賞のことば

第八回「江古田文学賞」選考経過

〈とりあえず〉の可能性 伊藤氏貴

文学賞への疑問 村上玄一

枠をこえる力・枠にはめる力 青木敬士

第八回江古田文学賞受賞作 ニュル 佐倉明

第八江古田文学賞受賞作 もぐる 三井博子

太宰治生誕百年記念

[書評] 『明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子』 太田治子著 大和田守

[映評] 『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』 砂山紗矢佳

連載

〈小説〉神様の顔 村上玄一

連載・近代文学考その八 巴里日記 林芙美子と横光利一 尾高修也

連句 歌仙『梅雨明け』 斑竹捌

連句への誘い 発句以前、挙句の果て 保坂真澄

隔ての文化《文化の廻廊 外篇Ⅳ》 山本雅男

検証・宮沢賢治文献(27) 山下聖美

豹の目 戦場にした詩人・竹内浩三と萩原朔太郎 栗原飛宇馬

椎名麟三とドストエフスキー ーー 椎名麟三の読む『白鯨』『悪霊』『未成年』をめぐって ーー 清水正

江戸を歩く(1) 江戸検カルチャー・ウォーク 小島あす加

江戸を歩く(2) 江戸四宿歴史散歩 板橋宿は大にぎわい!(上) 大和田守

中村文昭の時空間 自画像集・肖像画集・変奏曲集等

中右史子/田村一行/林花子/佐々木陽介/うちのりみ/石井理恵子/中村文昭

〈若き世代の「掌編小説」集 VOL.11〉「恐怖」

金色の砂 藤野智士

ボタン 竹鼻珠里

夜釣り 砂山紗矢佳

星の死 森永花音

球根 齋藤由貴

それ、らしきもの 樺山博詞


「江古田文学」第73号

特集・吉行理恵詩の魅力とその生き方

価格 1,078円(税込み)

発売日 2010年3月25日

ページ数 356ページ

ISBN 978-4-434-14326-7

特集 吉行理恵詩の魅力とその生き方

日芸文芸学科別講座 吉行理恵の詩の魅力とその生き方 講師 新藤涼子

若い世代が読む吉行理恵 尾田真璃/内野里美/長谷山真理子/岩崎恵子/中村仁美/八木澤宗弘/伊藤七ゑ/佐藤裕介/重田裕美/栗原あゆみ/チョルモン

吉行和子さんインタビュー「妹のこと」  聞き手・クリハラ冉

吉行あぐりさんインタビュー 聞き書き・吉行和子さん

吉行理恵 最後の雑誌発表詩「猫のつけた灯」三篇

理恵セレクション・吉行エイスケアンソロジー 詩「なだかな夜」 散文詩「アン・ダグリッパの結婚」

私のこどもたち 抄 吉行あぐり

吉行淳之介 吉行理恵詩集『青い部屋』「附記」 

カミサマのお話 吉行和子 

吉行理恵アルバム

「ゔぇが」の人々 思い出 柴田恭子

理恵さんの手紙(柴田恭子宛・昭和四十一年七月十九日付)

わたしたちは現代詩を書いていた 山本道子

「うぇが祭り」 始末記 吉原幸子

評論 吉行さんの詩 栗津則雄

吉行理恵『男嫌い』解説 伊藤信吉

吉行理恵『記憶のなかに』解説 奥野健男

『吉行理恵詩集』跋 清岡卓行

「吉竹理恵さん」 虫明亜呂無

永遠の童女性 吉行理恵の初期詩篇について 新井豊美

明るい消滅の場 井坂洋子

吉行理恵という詩人 有働薫

「暖色の灰色の喩」 クリハラ冉

「吉行理恵小論 昇天のメタファー ーー 抽象を生むということ」 観測史子

「レクイエム」 河野多恵子

吉行理恵という詩人 小島千加子

幻想の二重性に生きた人 野木京子

目はあけたまま夢をみるひと 峯澤典子

中村文昭の文学空間 吉行理恵座談会Ⅱ「孤独遊びの天才 吉行理恵」

中村文昭の文学空間 吉行理恵座談会Ⅰ「孤独遊びの天才 吉行理恵」

吉行理恵年譜 吉行理恵資料

連載 詩人の言葉と色 高橋文

連旬 歌仙 『白鳥は』 熊十捌

私の連句論 大場熊十

詩人と戦争(新連載) ーー 晩年の萩原朔太郎をめぐって(一)ーー 栗原飛宇馬

林芙美子の文学(新連載) ーー 『浮雲』の世界をめぐって ーー 清水正

江戸を歩く(2) 江戸四宿歴史散歩(2) 板橋宿は大にぎわい!(下) 大和田守

連載・近代文学雑考その九「陰翳礼讃」の読み方 尾高修也

検証・宮沢賢治文献(28) 山下聖美

中村文昭の詩空間 田村一行/佐々木陽介/うちのりみ/小山博史/高橋文/チョルモン/中村文昭

〈若き世代の「掌編小説」集 VOL.12〉 「グルメ」

献立 本堂椎

正しい朝食 藤野智士

Con Intingolo Di Un Ricordo シェフの気まぐれ風 竹鼻珠里

グルメ・ツアーズ 白岩五月

彼女の食卓 齋藤由貴

生きものの味 砂山紗矢佳

カリー・ガイズ 儀保佑輔

沈黙 娑耶香

ホットケーキの食べ方 安田圭太


「江古田文学」第74号

特集・若い世代が問う秀英「論文」集

価格 1,078円(税込み)

発売日 2010年8月25日

ページ数 468ページ

ISBN 978-4-434-14752-4

特集 若い世代が問う秀英「論文」集

庄野潤三研究 ー― 場所論的考察 ーー 上坪裕介

モンゴル近代詩の誕生と未来 ーー サイチンガの日本留学期における近代詩の創出と課題 ーー チョルモン

詩の純粋形式へ向かって ーー 北園克衛、新国誠一の視覚を中心に 佐々木陽介

野坂昭如氏との四十数年 村上玄一

「情熱」編集者 田口博

連載 豹の目 貞松瑩子詩集『優しい椅子』 祈りによって〈母〉となること 林花子

詩人の言葉と色(9) 高橋文

連句 歌仙『黄経零度』 遊子捌

旬の連鎖による詩的世界 ーー 連句 ーー 倉田優子

十七文字の世界 ーー 真鍋呉夫句集『月魄』 三十句抄 ーー 万波鮎

詩人と戦争 第二回 晩年の萩原朔太郎をめぐって(二) 栗原飛宇馬

林芙美子の文学 ーー『浮雲』の世界をめぐって ーー 清水正

近代文学雑考その十 島崎藤村の「洋行」(一) 尾高修也

検証・宮沢賢治文献(29) 山下聖美

中村文昭の時空間 中右史子/林花子/佐々木陽介/うちのりみ/小山博史/チョルモン/高橋文/田村一行

〈若き世代の「小説」 VOL.13〉 

「熱」 寄生虫の置土産 阿佐絵美子

クール・ビューティー 儀保佑輔

幼年期の反抗期の終わり 木堂椎

セブンス・ブリッジ 白岩五月

野坂昭如と学生時代の思い出 大和田守


「江古田文学」第75号

特集・特集 同人誌の変遷 
第9回 江古田文学賞発表

価格 1,078円(税込み)

発売日 2011年1月31日

ページ数 214ページ

ISBN 978-4-434-15373-0

特集 同人誌の変遷

座談会 同人誌のころ ーー これからの書き手へ ーー 秋山 駿×黒井千次×高井有一

座談会 「同人誌のころ ーー これからの書き手へ ーー」のこと ーー謝辞に代えて 上坪裕介

同人誌の調査とその結果がもたらす可能性について ーー「同人誌の変遷 ーー 文芸学科所蔵同人誌を中心に ーー」展を通して 谷村順一

文芸雑誌年表 上坪裕介

『文芸年鑑』における同人雑誌数の推移について 冨士野督子

第9回 江古田文学賞発表
受賞のことば 小泉典子

選考経過

選評 伊藤氏貴・此経啓助・村上玄一

第9回江古田文学賞受賞作 鉄工場チャンネル

中村文昭の詩空間●中右史子小特集(2006-2010)

連句『夏の宴』 雨散捌

はじめて捌きとして『夏の宴』を巻いて 保坂麻澄

豹の目 小林広一 『斎藤緑雨』「時代」を推し進める者 上坪裕介

現代詩時評1 日常との調和 他者との異和 近藤洋太

詩人と戦争 第3回 晩年の萩原朔太郎をめぐって (三) 栗原飛宇馬

近代文学者その十一 島崎藤村の「洋行」(2) 尾高修也

連載3 林芙美子の文学 ーー『浮雲』の世界をめぐって ーー 清水正

検証・宮沢賢治文献(30) 山下聖美

第一四三回芥川賞・直木賞贈呈式 小島あす加

中央公論文芸賞贈呈式 砂山紗矢佳

若き世代の掌編小説 ……第14回 【白】

うずしお 築城厚三

曙光 粕谷 光

しましま 白岩五月


「江古田文学」第76号

特集・信じることと、生きること
追悼 大野一雄 一〇三歳の生涯と芸術

価格 1,078円(税込み)

発売日 2011年3月31日

ページ数 227ページ

ISBN 978-4-434-15533-8

特集 信じることと、生きること

キリスト教と日本人の霊性 ーー サムライ・クリスチャン内村鑑三 ーー 富岡幸一郎

信と知と生と 相川 宏

苦行のトートロジー 佐藤洋二郎

私たちは何を信じ、何を創造してきたのか ーー 神・鬼・仏の創造と芸能 ーー 小林直弥

純文学とライトノベルを繋ぐ次元 体的文学論 松永寛和

信じることと、生きること 上田 薫

追悼 大野一雄 一〇三歳の生涯と芸術
講演 追悼大野一雄 一〇三歳の生涯と芸術 大野慶人

追悼詩 オマージュ大野一雄 中村文昭

永遠なる母座の星のもとで ーー アリガトウ、ゴメンナサイ ーー 小笠原隆夫

「大野一雄の舞踏」をみて感じたこと、 考えたこと ーー パフォーマンスの記号論 ーー 小笠原隆夫

コトバとカラダ ーー 舞踏の喜びについて ーー 黒田夏樹/尼崎愛美/井内翔平/望月美沙/小田つづみ/島田 蒼/井上可奈子/白井茉莉奈/蒔山聖来/橋本詩音/遠藤紗紀/渡邉大河

中村文昭の詩空間 中右史子/田村一行/ 小山博史

豹の目 待望の「佐川ちか全詩集 新版』 ーー 共有の生命もつ「私」の詩 クリハラ冉

現代詩時評2 詩を書かないということ 近藤洋太

詩人と戦争 第四回 晩年の萩原朔太郎をめぐって(四) 栗原飛宇馬

近代文学の十二 島崎藤村の「洋行」(三) 尾高修也

連載4 林芙美子の文学 ーー『浮雲』の世界をめぐって ーー 清水正

検証・宮沢賢治文献(31) 山下聖美

若き世代の掌編小説 ・・・・・・ 第15回 【甘】

大地上空 築城厚三

窓越しの人 林 万比

Q&A 白岩五月


「江古田文学」第77号

特集・林芙美子没後60年

価格 1,078円(税込み)

発売日 2011年8月25日

ページ数 356ページ

ISBN 978-4-434-15814-8

特集 林芙美子没後60年

全国 林芙美子展カタログ2011

林芙美子の現在

巴里へ行く 中丸美 林芙美子と山田詠美 可能涼介

架空街頭インタビュー「星の流れに」 石川達三の涙 下原敏彦

山々よ(創作) 荒井隆志

林芙美子の詩の魅力 ーー〈私〉の魅力と〈母〉という光源 鯉渕史子

吟詠「放浪記」 放浪記 見えるもの見えないもの 猫蔵

林芙美子の『放浪記』を、ハイデガー哲学で読み解く 山崎行太郎

魚食系女子だった林芙美子 藤野智士

冬への門出 ーー 林芙美子『牡蠣』と工業化の波 川崎悠嗣

「晩菊」にみる林芙美子の男らしさ 村上玄一

映画「浮雲」が名作の理由 ーー 成瀬巳喜男の入浴シーン演出 小柳安夫

『浮雲』における音楽の装置的役割 〜ピアノの場合〜 小澤由佳

ゆき子と富岡の人物像についての覚書き 稗田希美

林芙美子の文学と母 クリハラ冉

桐野夏生の小説、『ナニカアル』を読む! 大和田守

新たな林芙美子像の出現 ーー 桐野夏生 『ナニカアル』を読んで ーー 平岡敏夫

学生が読む『浮雲』〜富岡と私、ゆき子と私〜 加藤亮二/小芝崇訓/望月美沙/明賀志秋/名取和輝/佐藤麗菜/近澤友紀子/一瀬りさ/八木拓磨/高橋由衣/武田寿正

浮雲 ーー 伊香保篇 ーー 原作・林芙美子 漫画・大串萌

林芙美子研究の今、そしてこれから 今田英子氏、清水英子氏、望月雅彦氏、山本秀麿氏、四人の研究者へのインタビュー 山下聖美

連載5 林芙美子の文学  ーー『浮雲』の世界をめぐってーー 清水正

恋する日本女性 ーー 物語の中の実像 ーー 曺知鉉

中村文昭の詩空間 チョルモン,田村一行,小山博史,橋本詩音,井上美帆,中右史子

歌仙『刑庭』 一草捌

連句への誘い『刑庭』の傍らで 無目的であること 原口一草

豹の目 追悼 舞姫わりさや憂羅 クリハラ冉

連載・現代詩時評3 詩の癒し 詩の力 近藤洋太

詩人と戦争 第五回 晩年の萩原朔太郎をめぐって(五) 栗原飛宇馬

連載・近代文学雑考 その十三 島崎藤村の「洋行」(四) 尾高修也

検証・宮沢賢治文献(32)  山下聖美

若き世代の編小説 第16回 【花】

根の深層 丹後彩

月下ビ人 白岩五月

虜 築城厚三


「江古田文学」第78号

特集・イギリスの魂を見る
第10回江古田文学賞発表

価格 1,078円(税込み)

発売日 2011年12月5日

ページ数 350ページ

ISBN 978-4-434-16240-4

第10回江古田文学賞発表
〈特集〉イギリスの魂を見る

講演 文学が生まれる場所 〜詩と小説のはざまで〜 稲葉真弓

特集 イギリスの魂を見る

写真術 (PHOTOGRAPHY) と英国人 鈴木孝史

伝統として根付くイギリスの「カリスマ主婦」ーー 一五〇年を超えて語り継がれるもの ーー 久保陽子

イギリスの彫刻から ーー 剣の向かう先 ーー 鞍掛純一

パリのイギリス演劇人 〜ビーター・ブルック〜 穴澤万里子

音楽回想 バレエ ーー 歌曲伴奏者 ーー 音楽療法そしてイギリスの歌手たち 土野研治

好奇心のビッグバン 木村政司

貧しさの表現に見るケン・ローチと英国映画の伝統 古賀太

「うっかり屋協同組合」異聞 ーー ロバート・バーと夏目漱石 小柳安夫

消えた女性 岩本憲児

ユニオンジャック 川上央

神経科学の発展 ーー 脳における美の科学的解明に向けて ーー 小沢徹

イギリス英語との出会い ーー アメリカ人による異言語体験 ーー デイヴィッド・マーティン

ロンドンが踊り、歌った日々 〜携帯キャリアが見せた夢 兼高聖雄

英国文学自然文化誌 ーー 鳥類篇 ーー 植月恵一郎

階級と多文化 ーー 日英比較を軸に ーー 山本雅男

小篇 心情の翻訳,愛蘭土の苦節,スポーツと時間,勝ち負け 山本雅男

第10回 江古田文学賞

受賞のことば

選考経過

選評 青木敬士・近藤洋太・村上玄一

第10回 江古田文学賞受賞作

へびとむらい 杉山知紗

中村文昭の詩空間 小山博史,高橋文,高野和彰,井上美帆,クリハラ冉

歌仙『旅立ち』 鮎捌

連句への誘い ふたたび「生きながら」 万波鮎

連載・現代詩時4 詩はなにを祈るのだろうか 近藤洋太

詩人と戦争第六回 晩年の萩原朔太郎をめぐって(六) 栗原飛宇馬

連載・近代文学 その十四 正宗白鳥の「漫遊」 尾高修也

詩人の言葉と色(10) 高橋文

連載6 林芙美子の文学 ーー 『浮雲』の世界をめぐって ーー 清水正

検証・宮沢賢治文献 山下聖美

若き世代の小説特集 第17回【割】

G線上のアリア 窪田希枝

芝深の忘れ物 阿佐絵見子

ナンネ 白岩五月


「江古田文学」第79号

特集・ポップ・ステップ・ジャンプ

価格 1,078円(税込み)

発売日 2012年3月31日

ページ数 402ページ

ISBN 978-4-434-16579-5

特集 ポップ・ステップ・ジャンプ

講演 ライトノベル修行 鳥居羊

「オレ様」の文学 ーー「書く」という消費 ーー 此経啓助

私が見たギャルママのかわいい子育て 大谷享子

子供たちはミステリーを読みふける ーー 昭和三〇年代・少年少女読書 小柳安夫

ゴーイング・ペーパーレス? ー アメリカで見た印刷出版文化の二極化 ーー 青木敬士

ロッキングオン座六句 逆もまた新なり 尾庵璞

世界文学の中の『ドラえもん』ーー『ドラえもん』巻第一話「未来の国からはるばると」を読む ーー 清水正

蛙愛好家はポップカルチャー昇格の夢を見るか 小黒貴之

アリスの牢獄 あるいはキャロルの呪い 川光俊哉

テレビゲームの表現性 儀保佑輔

POPSの行方 ーー 音楽の「価値」の消失 ーー 霜田シモン

「おしん」に見る価値観としての母性 大橋和実

仏像女子の見仏記 金子摩耶

東南アジア紀行 幻の林芙美子「南方放浪記」を研究調査!  山下聖美

白地温泉 小西旅館と林芙美子 藤野智士

ネット論壇進化論序説 ーー「文藝評論家・山崎行太郎の政治ブログ「毒蛇山荘日記』」から ーー 山崎行太郎

講演 詩と蛙と草野心平 平田俊子

講演 ことばカラダと映像 ーー「首くくり象・方法序説」の上映(小笠隆夫監督)を中心に ーー 小笠原隆夫

学生レポート ことばカラダと映像「首くくり袴象・方法序説」 八幡咲,奥野拓也,亀本実世,小針千穂

一遍上人の思想 ーー 阿弥陀仏と永遠の相 ーー 上田薫

新連載 アメリカ大衆文化とユダヤ人(1) ーー ギャグの伝統、反体制の伝統 堀邦雄

連載・現代詩時評5 ひとはなぜ哀しい生きものとして死ぬのか 近藤洋太

連載 詩人と戦争 第七回 晩年の萩原朔太郎をめぐって(七) 栗原飛宇馬

連載7 林芙美子の文学 ーー『浮雲』の世界をめぐって ーー 清水正

検証・宮沢賢治文献(34) 山下聖美

若き世代の掌編小説特集 第18回【結】

白蛙 金子摩耶

東京ウォーキング 築城厚三

おはようルナ 白岩五月