お知らせ
「日芸祭2021〜百藝万博〜」にて「本の森2021~日藝文芸サークルの饗宴~」を開催します。
【※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、対面参加は在校生のみとなっております。あらかじめご了承ください】
11/3から開催される「日芸祭2021〜百藝万博〜」で、文芸学科実行委員会は「本の森2021~日藝文芸サークルの饗宴~」と題した物販企画をおこないます。
「本の森2021~日藝文芸サークルの饗宴~」
文学こそが、「喪失」を美に転化する武器だと思います。なぜなら文学は、「失われた」ことすらも、「失われた」という言葉で表現できるからです。ここにいない人すらも、「ここにいない」という言葉で、面影を呼び起こすことができるからです。
コロナ禍という歴史的苦難のなかにあって、日芸文芸のサークル一同、「言葉」を追い求め、「いま・ここ」を真摯に表現してきました。
コロナという、喪失の体験の只中にあって、それでも言葉を紡いできた日々を、日芸祭という舞台で結晶させたいと思っています。
日芸が百周年の節目を迎えるいま、「一世紀をとおして、言葉はどう変わったか」「今日の若い世代は、どのような言葉を扱い、どのような作品を記すのか」といった問いが、大切なものになってきていると思います。
文芸学科実行委員会では、様々な文芸サークルを結集し、文芸雑誌を物販します。そのなかには、純文学の孤塁を守るものも、ラノベの流れに掉さすものも、あるいは、「文学」の定義そのものを拒絶するようなものもあります。それらすべては、「芸術」の多様性をあらわすものだと思います。
「日芸祭2021」の公式Twitterアカウントに、「今ここに百寿のパビリオンが創造される」とあります。
パビリオンの元の意味は、「野営用のテント」といったことです。まさに芸術は、時代の風雨を耐え忍ぶために、ひっそりと建てられる、そして人々の弱い部分を守護してくれる、「テント」のようなものなのではないでしょうか。
そして、そのような弱々しいテント、小さな「パビリオン」も、多数が集まり、さまざまな色どりを見せることで、大きな力を持つのではないでしょうか。
「本の森2021〜日藝文芸サークルの饗宴〜」は、まさに、一つ一つの力は弱くとも、寄り集まり、その力を出し合うことで、大きな「創造」に繋げようとするものです。
「百藝万博」にふさわしい、多様性と創造性にみちた企画にしたい、と思っています。
参加サークル
めらたん(@meratan_nuart)、日芸二次創作サークルぱろ研(@parokenNUA)、古本屋研究会(@fullken5)、高温多湿ちょこれゐと(@shinuhodo_love)、ALLGON(@allgon5)、KMIT(@kmit_kemmy)、日藝SF・幻想小説研究会(@NUA_SF)、日芸ミステリ研究会(@nuamystery)の8サークルが参加します(カッコ内はツイッターアカウント)。
また文芸実行委員会(@bunjitsu_2021)は、カシコドコロ・江古田文人会の同人誌を受託販売します。
「日芸祭2021」公式サイト https://www.nichigeisai.com